アントニオ猪木議員が参院予算委員会で、「(航空自衛隊がUFOに対し)スクランブルをかけたことはあるか」と質問しました(※1)。これに対し中谷防衛相は、「(スクランブルした戦闘機が)地球外から飛来したと思われるUFOを発見した事例は承知していない」と答弁しました。
UFOなどのいわゆる超常現象を公の場から遠ざける風潮がある日本において、国会の場でこうした質問をした猪木議員に拍手を送りたいところです。
今回の中谷防衛相の答弁は、エープリルフールだからということではないでしょうが、何か秘密を隠していないでしょうか。
なぜならば、飛行中のパイロットがUFOを目撃した事例は、軍民を問わず世界中で報告されているからです。
日本においても、例えば元自衛官の佐藤守氏の著書にも多くの事例が紹介されています(※2)。
公式な記録に残されているか否かは別として、航空自衛隊ではUFOの目撃事例を確認しているはずです。
中谷防衛相の答弁を別の面から解釈すれば、「スクランブルで発見した事例はないが、スクランブル以外の任務での目撃事例はある」とか、「UFOを発見したことはあるが、それが地球外から飛来したものと確認できた事例はない」などということなのかもしれません。
いずれにせよ日本はUFO後進国であることは間違いありません。
日本では、軍民を問わず、パイロットがUFOの目撃を報告すれば、精神疾患を疑われてパイロット生命を絶たれることに繋がる恐れがあるため、パイロットはUFOを目撃しても公式な記録に残すことはまれだと言われています。
しかし、はなからUFOは存在しないと決めつける態度は、科学的にも不遜なものです。
国家がUFOに関わる情報を収集することは無駄ではないと考えます。
宇宙人の存在を当たり前のものとして考える時代が間近に迫っているのかもしれません。
※1:4月1日読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150401-OYT1T50139.html?from=ytop_ylist
※2:佐藤守著『実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO』