中国は、戦後70年を機に発表する予定の安倍首相談話で、過去の侵略や植民地支配を認め謝罪するように圧力を掛けています。
中国は、連合国とともに第二次世界大戦で日本の侵略や植民地支配と戦った戦勝国であるとの認識です。
そもそも日中戦争で旧日本軍が戦ったのは、現在の中国共産党ではなく国民党なのですが、その話はまたの機会に譲りたいと思いますが、連合国側が侵略や植民地支配と戦ったと聞くと、あたかも昔から連合国が自由や自治の守護者のように思えます。
つまり、日本は第二次世界大戦で周辺国を侵略し植民地化したので、それを解放するために連合国が戦ったかのように聞こえます。
しかし、第二次世界大戦が勃発した時点で、アジアの国々は列強各国により植民地化され、出遅れた米国はフィリピンを影響下におこうと画策し、中国でさえ欧米列強により切り取られようとされていたのです。
従って、逆に欧米列強の植民地支配からアジア各国を解放するために戦ったのが日本であったと言えるのです。
戦後数年でアジアの国々は次々と独立を果たしましたが、もしも日本が戦わなかったら、アジア諸国への植民地支配はもっと長く続いていたことでしょう。
そして、欧米による植民地支配下でアジア諸国は収奪され続けたのです。この点は、アジア諸国も認めています。
安倍首相は、過去の侵略や植民地支配を認めて謝罪した村山談話を踏襲する立場ですが、むしろ村山談話は撤回すべきものです。
そして、中国こそ、第二次大戦後、チベット、東トルキスタン、内モンゴルなどを侵略したという事実を忘れてはなりません。
参考:大川隆法著『パラオ諸島ペリリュー島守備隊長 中川州男大佐の霊言』幸福の科学出版