衆議院予算委員会で憲法改正に向けたやり取りがあり、安倍首相は来週にも憲法審査会を開きたい意向を示しています。
自民党は、先の党大会で憲法改正について「改正原案の検討、作成を目指す」と今年の運動方針に明記しました(※1)。
安倍首相の考える憲法改正の内容については議論の余地が大いにありますが、自主憲法制定に向けた動きそのものは評価できます。
自民党以外の既成政党も、憲法改正について賛否ありますが、左翼的な政党ほど憲法改正に反対する立場と言えます。
与党の公明党も、「加憲」と称する立場を表明していますが、これも形を変えた護憲の立場と言えそうです。
しかし、「憲法を変えることができない」ということであれば、「日本国民には政治的自由がない」ということを意味します(※2)。
護憲派と言われる人々は、憲法9条が改正されることを警戒しているのかもしれませんが、憲法の内容が時代に合わなくなってきたのであれば、時代に合わせて変えることは当然のことです。
憲法の条文を一言一句たりとも変えさせないという人もいますが、もともと憲法というものがあって国民を支配しているのではなく、国民が政治参加していく中で憲法を作っていくべきものではないでしょうか。
幸福実現党では、他党に先駆けて既に『新・日本国憲法試案』を公開していますが、今後、憲法改正の議論が深まっていくことを希望します。
※1:3月8日付産経新聞http://www.sankei.com/politics/news/150308/plt1503080020-n1.html
※2:大川隆法著『政治の理想について』幸福の科学出版