米国の国務次官が、日韓の歴史問題をめぐる対立は、韓国側にも責任がある旨の発言をしました。
同次官は「国家主義者的な感情につけこみ、政治家たちが、かつての敵をけなして安っぽい拍手を浴びるのは難しいことではない。だが、そのような挑発はマヒを引き起こし、先に進むことはない」と演説で述べました(*)。
この演説で、歴史認識に関する問題は全面的に日本に責任があるとする韓国内では衝撃が走りました。
加えて、在韓米国大使が襲撃された事件で、米韓関係の悪化が懸念されており、朴政権への批判が高まっています。
こうした中、韓国与党の中から、米国務次官の発言は日本のロビー活動があったからだとする発言がありました。
実際に、日本のロビー活動により国務次官の演説に繋がったのかは分かりませんが、米国政府内の本音が出た演説と言えるのではないでしょうか。
自らの不始末による米韓関係の悪化を、日本のせいにして批判をそらす韓国のやり方には注意が必要です。
いつ迄もこうしたやり方が韓国民に通用するとは思えませんし、日韓関係の改善にも繫がりません。
✳︎:3/3付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/world/20150302-OYT1T50131.html