あまり話題になりませんでしたが、2月1日に情報収集衛星レーダー予備機を載せたH2Aロケット27号機の打ち上げが成功しました。
H2Aロケットの打ち上げ成功は、これで21回連続となり、ビジネス面では必ずしも成功しているとは言えない日本の衛星打ち上げ事業の追い風になることを期待したいと思います。
また、安全保障面では、日本は衛星利用に関して米ロ中に比べて後れを追っている感は否めませんが、今回の予備衛星の投入で、地球上の全ての地点を1日1回撮影するという体制を補強するものであり、最低限の体制は整いつつあるようです。
一方、中国は宇宙の軍事利用に力を注いでおり、既に軌道上の衛星を攻撃し破壊する能力を有しているとされます。
米国などは、そうした攻撃への対抗手段を開発しているとされますが、現状では日本に余力はないようです。
しかし、日本は宇宙開発においても高い技術力を有している訳ですから、安全保障分野での宇宙開発にもっと注力してもいいのではないでしょうか。
軍事面では、日本は高い技術力で中国に対して優位を保っていると考えられますが、軍事面でもいくつかの分野では中国が日本を凌駕していることは事実のようです。
ですから、安全保障分野での宇宙開発も日本にとって急務とも言えるのではないでしょうか。
※:2月1日付産経新聞http://www.sankei.com/life/news/150201/lif1502010035-n1.html