過日、名古屋市の女子大学生が女性を殺害したとして逮捕され、この大学生は「人を殺してみたかった」と供述しているとのことです。この供述が事実であれば、怨恨や正当防衛などではなく、19歳の女性が単に人を殺したいという理由で殺人に及んだことでありたいへんショッキングな出来事です。
今回の事件のように通常では考えられないような人間の行動は、精神医学的や心理学的に説明されることがありますが、宗教的に説明するとある意味で明瞭に理解できます。
それは憑依という現象です。
幸福の科学をはじめ多くの宗教では、人間には霊や魂といったものがあり、肉体が死んで滅んでも霊や魂は残り、あの世と言われる世界に赴くと説かれています。
幸福の科学では、死んでも様々な理由で成仏できなかった霊が、生きた人間の心の傾向に同通した時に、憑依という現象が起こると説いています。
つまり、人を殺したいという願望を持っていると、ある時、例えば殺人鬼だった不仏霊に同通してしまい、実際に犯行に及んでしまうことがあるということです。その際の本人の考えは、本人にであって本人ではないと言えます。
従って、そうした悪しき霊に憑依されないためには、心を前向きに明るく保ち、誤った思いが生じても反省するといった心掛けが大切です。
これは、政治家であって大切な心がけです。
政治家は、多くの人々の人生を左右することが可能な存在です。
間違った思いを持ち悪霊や悪魔に憑依されると、大量虐殺や大量粛清といった行いに及んでしまうこともありますし、恐慌をもたらしてしまったり、国を滅ぼしてしまったりすることさえあります。
今、何かと世界的に宗教が話題に上っていますが、正しい宗教の教えは、指導者を謙虚にさせ、多くの人々の幸福実現のために私心を捨てさせます。今必要なのは、真の宗教政治家ではないでしょうか。