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2015/01/11【資本主義が衰退する本当の理由】

 『21世紀の資本』という少し難しい経済の本が話題となっており、増刷が相次いでいるとの報道がありました(※1)。
 

 この本は、フランスの経済学者トマ・ピケティ氏が著したもので、「現代の資本主義は、富める者はより富み、そうでない者との格差が広がっている。その不平等を解消するためには、富裕層が逃れられないように世界規模で所得と資産の両方への累進課税を強化すべき」との内容です。
 

 先の衆院選では共産党が躍進しましたが、格差への不満という点で、ピケティ氏の著書が話題となっている要因と同じではないでしょうか。

 しかし、ピケティ氏の主張にも注意が必要だと考えます。
それは、課税を強化することで経済が停滞し、社会全体が貧しくなることです。
これは、最終的に貧しさの平等が出現するマスクス主義と同根の問題ではないでしょうか。

 「格差が生じるくらいなら、貧しくても平等がいい」との考えがあるかもしれませんが、やはり、努力した者が努力したなりに公正に評価されて報われる社会を目指すべきだと考えます。
そうした成功者が社会全体を富ませていくのであり、「富裕層から一般の人へ富が流れ下る」といういわゆるトリクルダウンが、なぜ十分に起こらないのかを考えるべきではないでしょうか。

 幸福の科学の大川隆法総裁は、『資本主義の未来』という著書の中で、現代の資本主義衰退の理由を解き明かしており、トリクルダウン理論を越える考え方をも示しています(※2)。
大川総裁の考えを体現する幸福実現党こそ、資本主義の停滞を打ち破り日本と世界を発展へと導く政党ではないでしょうか。

※1:1月10日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20150110/t10014594681000.html
※2:The Liberty Web大川隆法総裁法話抜粋レポート「アベノミクスはなぜ失敗した? 資本主義はもはや限界なのか?」http://the-liberty.com/article.php?item_id=8838