日本の女性研究者の割合は世界的に見て低水準とのことです。
こうした状況を改善するために、家庭と研究の両立を図り女性研究者を育てようというネットワークが発足しました(※)。
才能が埋もれている女性に、本人の意に沿って活躍できる環境を整えることはたいへん重要です。
特に、女性に対する偏見が残っているのならば、その偏見を取り除くことが必要です。
もう一方で女性の社会進出を経済発展の一手段としてとらえる風潮があるのであれば問題です。
一番大切なことは、女性にとっての様々な幸福の形とは何かという観点を忘れないことではないでしょうか。
こうした中で、ジェンダーフリーを目指す活動の中には、白人の黒人に対する差別と同様に、女性差別を論じることもありますが、それには違和感が残るという人の意見もあります。
やはり、神が与えた性差というものを尊重したうえで、性差によらず個性や能力に応じて活躍できる社会を目指すべきではなかというのが、その根拠のようです。
幸福の定義は人ぞれぞれで異なります。
社会に出てバリバリと働きたい人、家庭に中で家族を支え家族の活躍を見守る人、そしてそれらをバランスよく両立させたい人、様々な幸福があっていいのではないかと思います。
※:12月23日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20141223/k10014220021000.html