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2014/11/07【言うべきことはきちんと言う】

 中国で開かれるAPECに合わせて日中首脳会談が開催される見通しになったとのことです(※)。

 あれだけかたくなだった中国が会談に応じる姿勢を示した背景に何があったか、慎重に見極める必要がありそうです。
首脳同士が直接会って意思疎通を図ることは悪いことではありませんが、もしも日本側が政権や目先の利益のために、日本の国益を譲ってまで会談を模索したとすれば問題です。

 APECに合わせて米中首脳会談も開催される予定ですが、米国ではオバマ大統領が、香港の民主化運動やウイグルでの人権弾圧などについて、中国の首脳に対してどの程度強く打って出られるかが注目されています。

 安倍首相も首脳会談の開催が決まった以上、軍拡や人権弾圧の中止、民主化の促進など、習近平主席に対して言うべきことはきちんと言うべきです。さもなければ、日中首脳会談を急ぐ必要はないのではないでしょうか。

 いつの頃からか、政治の政界は裏と表を使い分ける権謀術数が渦巻く世界とみられるようになってしまいましたが、幸福実現党は、自らに不利になるようなことでも原則を捻じ曲げずに言うべきことはきちんと言うことのできる政党です。
こうした実直さが政治の世界を変えていくものと信じます。

※:11月7日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20141107/t10013029051000.html