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2014/11/01【感染拡大を阻止するには】

 日本の未来を左右する教育のあり方について、ある事態が起きています。
今は進展を見守るしかありませんので、今日は、世界を騒がせている感染症について書かせて頂きます。 

 エボラ出血熱の感染が、西アフリカで拡大しています。
感染は、米国やスペインでも報告され、対応を誤った場合、世界的な流行も懸念されています。

 エボラ出血熱はエボラウィルスの感染により発症し、有効な治療法が確立していない現在、発症した場合の致死率は高く、エボラウィルスの型によっては致死率が9割にも上るものがあるとのことです。
ただし、インフルエンザのように容易に人から人に感染することはなく、発症した患者の血液や体液に直接触れなければ、感染するリスクは低いとされます。

 西アフリカでの感染拡大は、住民に正しい知識が浸透していないことが要因の一つとなっています。
ただ、医療先進国であり、感染症に対する対策が十分整っていると見られる米国やスペインでも二次感染が起こっているため、日本でも、今一度、気を引き締めて対応に当たる必要がありそうです。

 また、中国はアフリカ諸国に対して利己的とも言える支援を行っていますが、その過程で中国人労働者が数多くアフリカに進出しています。中国は、SARSや鳥インフルエンザが流行した際に、国際社会に対し正確な情報を開示しなかった過去があるので、エボラ出血熱への対策を国際基準に則って行ってほしいものです。

 エボラ出血熱の感染拡大は、疫学的に様々な知見があると思いますが、エボラ出血熱を別の視点から考えて見ることも意味がありそうです。
古来より、疫病は災害と同様に、人間の行いに対する天の警告や神罰と受け取られてきました。
ならば、私たち人間の活動が傲慢になっていないか、点検する必要があるのではないでしょうか。