安倍首相は、国会答弁でいわゆる移民政策を取る考えがないことを示しました。

 
一方、幸福実現党は保守に近い立場と見られていますが、他の保守政党とは一線を画して予てから人口減少への対応として移民政策の導入を提言してきました。

 
ただし、安倍首相が言う移民は、単に不足する労働力を補うための移民と言うニュアンスが強いように思われますが、幸福実現党が主張する移民は、単に労働力を補うだけの移民ではありません。

 
移民に慎重な立場の人でも、真の日本人を増やすことであれば異論がないのではないでしょうか。

以前にも少し述べましたが、例えばASEAN諸国からの研修生などと接すると、実直で意欲に富む日本人以上に日本人的な人がたくさんいます。

そうした人の中には、来日後、さまざまな日本人と接するうちに日本人的なものの考え方を身に着けた人も多いと聞きます。

 

つまり、移民政策を導入するに当たっては、そうした日本人として生活していくために必要な知識や考え方といったものを教育し継続的に支援することとセットで導入することが重要なのではないでしょうか。

もちろん私たち日本人自身も、外国人への偏見を無くす努力も必要であることは言うまでもありません。

 
実は、日本は多くの国々の人々から憧れの国の一つになっています。

その理由は、単に経済的に豊かということだけではありません。

東日本大震災で見せた助け合いをはじめとした日本人の心や、文化、ハイテク、安心・安全など、途上国などから見れば夢の国とも思えるものたくさんあるのです。

 
こうした意味でも、日本はアジアや世界のリーダー国家として移民を受け入れを積極的に考えるべきだと考えます。