国連総会の一般討論演説で、中国の王毅外相は、「歴史は作り替えられないし、真実も歪曲できない」とし、「日本の軍国主義者による侵略で、中国の軍人や民間人に3,500万人以上の死傷者が出た」と述べました(※)。
日中戦争で中国側にも死傷者が出たことは事実ですが、王外相が述べた3,500万人と言う数字は、国際的に確定した根拠ある数字ではありません。
中国側の死傷者は、実際には国共内戦など中国人同士によるものが多くを占めるとの指摘もありますし、中国人の策略で別の中国人を日本軍と戦わせたという側面があったことも見逃してはなりません。
習近平主席も先に欧州を訪問した際に、南京大虐殺が事実であったとの前提で30万人の犠牲者がでたと述べました。
30万人と数字は、当時の南京市の人口よりも多く、物理的にあり得ません。
一方で中国は、数千万人とも言われる犠牲者を出した文化大革命を、歴史の闇に葬り去ろうとしています。
歴史を歪曲しようとしているのが日中のどちらであるかは明らかです。
「嘘も百回つけば事実と同じ」という考えは日本に通用しないことを示すためにも、中国の嘘にはきちんと反論しなければなりません。
※:9月28日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/world/news/140928/chn14092811580003-n1.htm
参考:大川隆法著『南京大虐殺と従軍慰安婦は本当か 南京攻略の司令官・松井石根大将の霊言』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1272