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2014/09/28【現在の学問の限界か】

 御嶽山で火山噴火があり、30名以上の心肺停止状態の方が見つかるなど、多数のけが人が出ています。
大きな被害が生じている今回の噴火ですが、火山性微動の増加が確認されていたものの、噴火の直前まで警戒レベルは平常のままでした。
今回の噴火の形態は水蒸気噴火とみられていますが、水蒸気噴火を予知することは困難とのことであり、現在の学問の限界を示しています(※)。
 

 火山学と地震学とは、そのまま同列に扱えるものではありませんが、現在の地震学でも地震を予知することは困難です。
原発の再稼動の問題でも、原発周辺の活断層の有無が絶対条件になっているような状況ですが、阪神淡路大震災など近年の大きな地震では活断層が無いとされる場所で地震が起きています。

 地震学という発展途上の学問をもとにした考え方を、経済や安全保障に大きな影響を与える原発再稼動の絶対条件とすることに違和感を覚えるのは私だけでしょうか。

 地震や火山噴火といった自然災害は、何かしらの天の意思といったものを感じざるを得ません。
唯物論をもとにした学問は限界がありますが、仏神や天といった存在を前提として学問を探求する態度が限界を突破することに繋がるのではないでしょうか。
また、その態度こそ真に科学的といえると考えます。

※:9月28日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140928/t10014945111000.html