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2014/08/06【誤報だった従軍慰安婦の論拠】

いわゆる「従軍慰安婦」なる問題が噴出するきっかけとなった朝日新聞の記事について、その一部が誤報であったことをようやく朝日新聞自身が認めました。

 
誤報と見ためたのは、旧日本軍が韓国の済州島で慰安婦狩りを行ったとする点と、工場での労働に動員された女子挺身隊を慰安婦と混同した点です。これらは一連の従軍慰安婦報道の中の一部ですが、韓国側や国内の左翼勢力が従軍慰安婦を論じる際の数少ない根拠の一つとなっていただけに、誤報であることがはっきりしたことは大きな意味があります。

 
しかし、朝日新聞の従軍慰安婦問題に対する基本姿勢は変わっていません。最近では、「従軍慰安婦問題」ではなく単に「慰安婦問題」として焦点をぼかしているようにも感じられます。これは、韓国側や左翼勢力全体にも言えるのではないでしょうか。

 

問題となっているのは、「“従軍”慰安婦」についてです。これは、旧日本軍や日本という国家が組織的に慰安婦を集め運営していたのかということです。単に、戦時の「慰安婦」についてであれば、国家による強制性の有無とは別の問題になります。

 

従軍という旧日本軍全体が関与したかのような印象を与える扱いには、日本を貶める意図を感じます。歴史は勝者が綴ってきたのかもしれませんが、やはり少なくとも事実は事実として正確な歴史を後世に残すべきです。