天皇陛下は沖縄を訪問され、太平洋戦争中に撃沈され多数の犠牲者がでた「對馬丸」の慰霊碑に供花されました(※1)。
昭和19年、米軍の攻撃が懸念される沖縄から疎開する学童などが乗船した對馬丸は、米軍の潜水艦の魚雷攻撃により撃沈され、学童780人を含む約1500人が犠牲となりました。戦時下とはいえ、これほど多くの子供たちが命を落とすことになった對馬丸の事件は、たいへん痛ましい出来事として多くの人の心に刻まれることになりました。
對馬丸の事件で亡くなられた方々は、日本軍国主義の犠牲者との言われ方もあるかもしれませんが、結果的に米軍が多くの子供たちの命を奪ったことは事実でありましょう。
對馬丸を攻撃した米潜水艦「ボーフィン」は、攻撃目標が学童疎開船であることは知る由もなかったのかもしれませんが、米国の人々の心にも少なからず後悔の念が残っているのではないでしょうか。
米国は、戦時中、一般市民に多くの犠牲者がでることを承知で、日本の各都市に絨毯爆撃を加え、更には2発の原爆を投下しました。
これらは、米軍による一般市民の大量虐殺との指摘もありますが、米国は正当な行為であったとして認めていません。
多くの一般市民を死に至らしめたことを正当化するため、米国は旧日本軍が残虐であればあるほど都合がいいという裏事情があります。
この裏事情は、実は中国の日本批判とシンクロする部分があるのです。
こうした日本を貶めるような行為に対して、楔を打つ書籍が発刊されています(※2)。
日本人として、そして世界の人々に知ってもらいたいこととして是非一読をお勧めします。
※1:6月27日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/national/20140627-OYT1T50058.html
※2:大川隆法著『天に誓って「南京大虐殺」はあったのか』幸福の科学出版http://irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1183