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2014/06/29【捏造を示唆する“20万人”という数字】

日本政府がこのほど公表した河野談話の作成過程の報告書に対抗して、韓国政府は「日本軍によって20万人以上の少女が性奴隷にされた」とする動画を公開しました(※)。

 
いわゆる従軍慰安婦については、既に様々な証拠から旧日本軍が組織的に強制性をもって慰安婦を集めたという事実は無かったことが明らかになっています。

 

韓国側の唯一と言ってもいい証拠は、幾人かの元慰安婦と称する人物の証言のみですが、その証言の裏付けはありません。
にもかかわらず「20万人以上の少女」という数字を持ち出す韓国政府の意図は、南京大虐殺で当時の南京市の人口を上回る「30万人以上の犠牲者」という数字を持ち出す中国と同根です。

 

そもそも、当時の朝鮮の人口規模から20万人以上の少女が連れ去られたらどうなるか考えてみれば、その数字は物理的にありえないことが分かります。

しかも、十分と言えない装備と輸送手段によって各地に展開した旧日本軍に、20万人以上の少女を従軍させるなど無理な話です。

 

こうしたことから韓国側の主張は誰が見ても捏造であることが分かります。

国際的には性的な話題は公の場でタブー視されるため、日本政府ははっきりと反論してこなかったのかもしれませんが、悪意を持って日本を貶める韓国のやり方には、毅然とした態度で対応する必要があります。

 

河野談話は、作成過程の検証に留まらず、撤回すべきと考えます。
※:6月27日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/world/20140627-OYT1T50128.html?from=ytop_ylist