5月
22

2014/05/22【成長戦略の一環として交通革命】

日本の格安航空会社(LCC)が相次いで減便を発表しました。

減便の主な理由は、パイロットの不足ということです。

世界的に航空需要が高まる中で、パイロット不足は世界的な問題となっており、パイロットの引き抜き合戦も活発化しています。

過日、那覇空港で日本のLCCのある便が、管制の指示を聞き間違えて異常に高度を下げたことが問題になりましたが、この便の機長は外国人とのことです。

外国人の機長だからと言って安全運航に問題があるわけではありませんが、日本の航空会社が必要な人材を確保するには、日本人のパイロットのみに頼る状況ではないようです。

LCCの就航で日本の空の旅は活性化しつつあり、移動手段として飛行機を利用しやすくなりました。

空港へのアクセスの問題もありますが、飛行機の利用は移動時間を短縮することができます。

この移動の時間を短縮することは、経済価値を生むのです。

政府も空の交通革命をもっと後押しすべきではないでしょうか。

パイロットの育成、空港アクセスの短縮、離発着可能な時間帯を伸ばす環境整備、より低騒音の旅客機の開発も有益かもしれません。

リニア新幹線を含めた交通革命を、日本の成長戦略の一環として、官民をあげて力を入れていくべきと考えます。