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2014/04/20【ロシアとの関係を良好に保つ努力を】

ウクライナ問題を話し合うウクライナ暫定政権、ロシア、米国、EUの4者協議が開催され、ウクライナ東部で行政施設などを占拠している武装勢力に対して武装解除と施設の明け渡しを求めることなどで合意しましたが、その後も武装勢力は占拠を続けています(※1)。

欧米などは武装勢力に対してロシアが背後で援助していると疑っており、ロシアが非協力的な態度を取り続ければ、欧米はロシアに対して更なる制裁をちらつかせています。

依然として、ウクライナ問題は出口が見えない状態です。

こうした中で、幸福の科学グループの大川隆法総裁は、ロシアのプーチン大統領の守護霊を呼び出して霊言を行いました(※2)。

今回の霊言も、日本が進むべき方向についてたいへん示唆に富む内容でした。

例えば、プーチン守護霊は、欧米や日本までもがロシアを包囲すれば、経済的な事情から中国と組まざるを得ないと明かしています。

欧米によるロシアに対する制裁は経済面が中心ですが、制裁を強めれば強めるほど、中露の結び付きを強めてしまうことになります。

そうなれば、欧米による経済制裁の効果が半減するばかりではなく、世界秩序の観点からも大きな懸念が生じてしまいます。

日本としては、覇権的な拡大姿勢が鮮明な中国を封じ込めるためにも、ロシアと連携することが重要です。

欧米は、中国以上にロシアを危険視しているようですが、冷静にロシアの立場を分析してみれば、プーチン氏がナチスのヒトラーのような人物ではないことが分かります。

安倍首相は、G7の中ではロシアへの制裁に最も積極的ではありませんが、今後もそうした姿勢を堅持して制裁に深入りせず、安全保障の基軸である米国に配慮しつつも、ロシアとの関係を良好な状態に保つ態度が求められるのではないでしょうか。

※1:4月19日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/world/20140419-OYT1T50135.html?from=ycont_top_txt

※2:公開霊言抜粋レポート「『独裁者』と批判される ロシア・プーチン大統領が語る大戦略」http://the-liberty.com/article.php?item_id=7697