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2014/03/24【中国の人権状況の改善を強く求めるべき】

神戸大の教授が中国を訪れたまま消息不明になっています(※)。

行方が分からないのは、国際文化学部の王柯教授で、中国のウイグルなどの民族研究で知られています。

ウイグルでは、現在も中国当局による過酷な弾圧が続いており、昨年10月の北京の天安門前での車炎上事件以降、ウイグル人に対する当局の監視は一層厳しくなっています。

中国では、体制に批判的な人物が、突然消息不明になる事件がよくあり、昨年も東洋学園大学の中国人教授が上海で消息不明となり、その後に中国当局に身柄を拘束されていたことが判明していますが、今回も中国当局による関与が疑われています。

こうした人権を無視するような中国政府の姿勢を国際社会はもっと批判すべきではないでしょうか。

欧米などは、クリミアを侵略したとしてロシアを非難していますが、だとすれば独立国家であったウイグルやチベットを侵略した中国も同様に非難されるべきです。

中国の反発を恐れて、言うべきことを言わないのであれば、何が正義なのでしょうか。

※:3月23日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140322/crm14032211290003-n1.htm