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2014/01/23【国際常識を鑑みた報道を望みます~自衛隊に対する偏向報道~】

海上自衛隊の輸送艦と民間の釣り船が、1月15日に瀬戸内海で衝突し、釣り船に乗っていた2名の方が亡くなりました。

亡くなられた方には心よりお悔やみ申し上げます。

現在のところ、はっきりとした原因や、両船のどちらに非があったのかなどの結論は出ていません。

一方で、テレビや新聞などの報道を見ている限りでは、あたかも輸送艦側に非があるような扱いを感じます。

確かに、艦橋が右舷側にある特殊な大型艦と、それよりも圧倒的に小さな釣り船では、小さな方を擁護すべきとの考えがあるかもしれません。

しかし、その2日後に紀伊水道で起こった排水量499トンの貨物船と10トンにも満たない漁船との事故では、同じく漁船に乗っていた2名の方が亡くなっているにもかかわらず、輸送艦と釣り船の衝突に比べるとほとんど報道されていません。

従って、今回の報道は、自衛隊を悪者に仕立てて叩こうとする意図を少なからず感じてしまいます。

今後、輸送艦側にも瑕疵があったことが判明することもあるかもしれませんが、自衛隊が関わる事故では、事実確認が不明な状態にもかかわらず、まず「自衛隊への批判ありき」という報道姿勢は改めるべきではないでしょうか。

一般的には、国際常識では、国防の任に当たっている艦船は優先されるものです。

諸外国の軍人の中には、傲慢な態度の人もいるようですが、少なくとも私の周囲の自衛官の方々は、傲慢な態度で国民に接しているような人はいません。

「軍隊=悪者」といった偏向報道は、日本を国防の危機に陥れるものであり注意が必要だ、国際常識的を踏まえて感じます。