前回に続いて名護市長選に関してですが、移設反対派の稲嶺氏が再選したことで、少なからず辺野古地区への移設計画に影響を及ぼすことが確実であり、日本の安全保障に支障をきたすことへの懸念が増大しています。
名護市長選で敗れた移設容認派の末松候補は、自民党の推薦を受けていましたが、同じ連立与党の公明党は自主投票で選挙に臨みました。
末松候補と当選した稲嶺氏との得票差は4千票余りでした。
産経新聞によれば、名護市長選での公明党の集票能力は約2千票で、その内の7割が稲嶺氏に流れたとの分析があります(※)。
集票能力2千票という数字が正確かどうかは分かりかねますが、仮にそれが事実だとすると、移設容認派が敗れるという今回の選挙結果は、連立与党の分裂が原因と見られなくもありません。
辺野古移転は、国民の生命・安全・財産を守るための安全保障政策に直結する事案です。
今後、連立与党の足並みが揃っていないことに、国民は大きな不安を感じるのではないでしょうか。
※:1月20日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140120/stt14012022480008-n1.htm
参考:速報・名護市長選 これで辺野古移設反対が決定したわけではない【ザ・ファクト FAST BREAK#06】http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=yOlYpAbOeBc