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2014/01/11【都知事選の争点は】

2月9日に投開票予定の東京都知事選で、脱原発を争点化する動きがあります。

原発については、国全体のエネルギー安全保障に大きく関わる問題であると同時に、福島第一原発の事故では放射能が直接の原因で亡くなった方がいないにもかかわらず、左翼マスコミなどの影響により国民の間に放射能への恐怖が広まっている状況で、冷静な議論ができるのか疑問です。

よって、都知事選で脱原発を争点化することに違和感を覚えます。

都知事選の本来の争点として、東京オリンピックへの対応があると思います。

立候補予定者の中には、開催計画を見直して規模や予算などの縮小を主張する声もありますが、やはり東京オリンピックを日本が一段の経済成長を遂げるための起爆剤として活用できるかが、リーダーに問われていると思います。

格差が拡大する中でオリンピックに予算を掛けている場合ではないとの考えは、結局は貧しさの平等へ繋がる考え方ではないでしょうか。

豊かさを末端にまで行き届かせるためには、富の総量を増大させていくという考え方が王道です。

リーダーの発想次第で、東京オリンピックを契機として生み出される経済効果に大きな開きが出ることは明らかです。

余談ですが、原発の再稼動に反対する考えも、電気料金の値上げなどに繋がり明らかに日本経済を冷え込ませます。

今後、日本は世界のリーダー国家を目指すべきですが、そのために東京が果たすべき役割はたいへん重要です。

都知事選では、実りある政策議論が行われ、富を招き入れるリーダーが選ばれることを期待します。