政府は、防衛計画の大綱を閣議決定しました(※)。
大綱の中で、尖閣諸島などを念頭に離島奪還を担う部隊の創設を明記しましたが、この部隊は幸福実現党が予てよりその必要性を訴えてきた海兵隊のような機能を持った部隊のことです。
海兵隊は、兵力を敵地に上陸させる機能を持っているため、日本が海兵隊を持つことは自衛隊の海外派兵を連想させるなどとして、先の参院選などでは他党はほとんど言及しませんでした。
幸福実現党が、風当たりが厳しい中で正論を主張してきたことが、今回、政府が大綱に海兵隊機能の創設を盛り込むに至った一助となったのではないでしょうか。
大綱と並んで閣議決定された中期防衛力整備計画では、この部隊の中核をなすオスプレイ17機や水陸両用の兵員輸送車52両などを導入する計画を具体的に明記しました。
中国が保有する兵員揚陸能力に比べれば、量的には圧倒的に見劣りしますが、島嶼防衛の強化という意味では日本として一歩前進です。
今後、政府が大綱及び中期防衛力整備計画どこまで実現できるのかその手腕が試されます。
※:12月17日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131217/plc13121711560004-n1.htm