韓国政府が、今月に入って、福島第一原発からの汚染水漏えいを理由に、福島県など8県の水産物の輸入を禁止する措置を取りました。
これに対し日本政府は、今回の韓国政府の措置が科学的根拠に基づいていないとして、撤回するように求めています。
しかしながら、韓国国会の調査機関が「短期的には日本産水産物の全面的な禁輸も考慮できる」と提案するなど、韓国国内では、汚染水漏れが続く日本の水産物は信頼できないという報道が相次いでいて消費者の不安が高まっているとのことです(※)。
こうした韓国国内の不安を煽っている日本人がいます。
それは菅元首相です。
菅氏は、韓国SBS放送の特集番組「死の襲撃者―福島発放射能の恐怖―」に出演し、インタビューで、事故の後、東京電力は首相にさえ真実を伝えなかったとし、あたかも汚染水漏えいに関する東京電力の発表は信頼できないとの印象を与えています。その一方で菅氏は、同番組では、福島第一原発の事故後の自身の対応について反省の様子が見られません。
反日では何でもありと言われる韓国では、福島第一原発の事故の話題についても尾ひれがつきがちです。
菅氏が、日本の元首相という立場をわきまえているのであれば、そうした韓国民の不安を払拭することこそが、自身の役割であるはずですが、逆に火に油を注いで日本のイメージを貶めている始末です。
菅氏は日本の国益を損ねているという点では、鳩山元首相と同様です。
両氏ともに、日本のマスコミからはほとんど相手にされていませんが、中韓の反日勢力に都合のいいように利用されているように映ります。
※:9月19日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130919-OYT1T01139.htm?from=ylist