-陸上自衛隊による毎年恒例の富士総合火力演習が始まりました。今年のテーマは昨年に引き続いて「島嶼防衛」とのことです(※1)-
近年、中国軍は海洋進出の動きを強めていますが、日本には大小6千以上もの島があるため、その全てに防衛力を配備しておくことは困難であり、必要に応じて機動的に部隊を運用する必要があります。
-幸福実現党は予てより、自衛隊に海兵隊様の機能を持たせて島嶼防衛力の強化を図るべきと主張してきましたが、防衛省もここに来てようやく自衛隊への海兵隊機能付与に動き出しています-
ここでも幸福実現党の主張の正しさが裏付けられていることがわかります。
防衛省は、既に米海兵隊が装備しているオスプレイや水陸両用戦闘車両「AAV7」の導入を検討していますし、これらを効果的に運用するために海上自衛隊の既存の大型輸送艦を改修する検討に入るなどしています(※2)。
しかし、現状では自衛隊の島嶼防衛力は十分ではありません。
-中国軍は、台湾侵攻を想定して大規模な上陸戦力を有しています-
平時において島嶼防衛力を強化しておかなければ、一度取られた島を取り返すためには多大な困難を伴うことは歴史が物語っています。
従って、抑止力を高めるために、引き続き自衛隊の海兵隊機能の強化を図ることはもちろんですが、沖縄本島より南の南西諸島における自衛隊の戦闘部隊配備に向けて、政府は地元住民のコンセンサスを得る一層の努力をする必要があるのではないでしょうか。
※1:8月24日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130824/plc13082421140013-n1.htm
※2:同http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130824/plc13082408140005-n1.htm