「戦争は二度と起こしてはならない」、「戦争は絶対に避けるべきだ」、「戦争は外交努力で回避すべきだ」などという考えには、もっともな部分があります。
日本のマスコミもほぼこの論調です。
一方で、国民の生命や安全や財産を守るためには、防衛のための戦いも辞さないという覚悟も必要です。
なぜならば、国際外交の舞台では、「戦争は外交の延長である」という考えが常識ですし、「あの国は、最後は武力衝突を絶対に避ける」と見透かされていては、そもそも交渉にならず譲歩の連続となるでしょう。
確かに日本国憲法にあるように、平和を愛する国々ばかりであれば、戦争など考える必要はありません。
しかし、現実を見れば、一党独裁国家など軍事的に覇権的に勢力拡大を図る国家が存在し、日本が侵略される可能性はゼロではないのです。
「侵略される危機にあっても戦争をするよりはまし」との考えもあるでしょうが、チベットや北朝鮮国内などのように繰り返される殺りくや自由の剥奪といった状況は、戦争と比べれば肯定されるものなのでしょうか。
例えば、中国では6500万人が、北朝鮮では200万人が、旧ソ連では2000万人が共産主義により殺戮されたと言われています(参考:『共産主義黒書』)。
繰り返しますが、戦争を決して積極的に肯定する訳ではありませんが、いざとなったら我が国は全力で防衛するという気概を示すことが、逆説的ですが日本の平和に繋がるのではないでしょうか。
なお、幸福実現党は終戦記念日に合わせてプレスリリースを発表しています(※)。
是非ご参考下さい。
※:「終戦の日にあたって」http://info.hr-party.jp/press-release/2013/1985/