8月15日は終戦記念日です。
先人たちの戦争での尊い犠牲と戦後復興の尽力の上に、今日の平和と繁栄があることに改めて思いをいたし、亡くなられ方々に対し心より哀悼の意を捧げたいと思います。
先の戦争は日本軍による侵略戦争だったと、中韓だけでなく日本国内にもそうした声があります。
左翼的なものの見方や、とにかく戦争はダメだと考える見方においては、どうしても戦前戦中の日本は悪であったとしておきたい風潮があるようです。
しかし、冷静に日本が先の大戦に突入した当時の事態背景を見ていくと、日本は覇権的に侵略戦争を起こしたわけではないという事実が浮かび上がってきます。
一つ目は、米国などがABC包囲網を敷いて日本に経済封鎖を仕掛けてきましたが、石油資源に乏しい日本にとってこれが致命的になりました。
二つ目は、当時の米国内で人種差別的な排日移民法などが成立し、同胞たちが不当な扱いを受けていることに対し、国内で対米開戦を支持する世論が高まっていきました。
三つ目は、上海事変や真珠湾攻撃に至った陰に、コミンテルンなど共産主義者による日本を対米開戦へと導く工作があったことが分かっています。
こうした事実から見ても、追い込まれた日本が「正当な自衛権の行使」として開戦に踏み切った側面があることが分かります。
私も戦争を積極的に肯定する気持ちは毛頭ありませんが、事実は事実として客観的に把握することが大切だと考えます。
日本は悪い国だという考えが浸透すると、そうした国は滅んでも構わないという考えがまかり通ってしまう恐れさえあるのです。