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2013/08/04【自衛隊にオスプレイの早期警戒型の導入を】

普天間基地に配備された12機のオスプレイに加えて、更に12機のオスプレイが配備される予定ですが、8月3日にその内の2機が普天間基地に到着しました。

沖縄県内では左翼勢力を中心に、沖縄の基地負担の増加に繋がる、危険性が増す、などと今回も反対の声が上がっています。

しかし、オスプレイの配備は、中国の軍事的脅威から沖縄をはじめ東アジアを守ることに繋がるものですし、オスプレイに取って代わられる旧式化したヘリコプターであるシーナイトを引き続き使用するということこそ、事故の危険性を増大させるということを認識すべきではないでしょうか。

オスプレイについては、自衛隊でも導入を検討していると伝えられていますが、沖縄県の尖閣諸島を防衛するに当たって、米海兵隊と同様の機体と合わせて、早期警戒型の機体の導入を検討すべきではないでしょうか。

早期警戒型とは、高性能のレーダーを搭載して空中から広範囲をくまなく監視することができる機体のことです。

昨年12月に中国軍機が初めて尖閣諸島周辺の日本の領空を侵犯しましたが、当初、航空自衛隊の地上レーダーでは低空で侵入してきたその機影を捉えることができませんでした

そこで、自衛隊は青森県の三沢基地から那覇基地に呼び寄せたE-2早期警戒機を中心にして、空からの監視活動に当たっていますが、連日、ギリギリの運用が続いているとのことです。

オスプレイの早期警戒型はまだ計画段階ですが、海上自衛隊のひゅうが型などのヘリコプター搭載護衛艦と組み合わせて運用することができれば、尖閣諸島周辺での警戒活動に有益ではないでしょうか。

また、いわゆる正規型空母以外から運用可能な早期警戒機を保有することは、将来の自衛隊による軽空母の保有の際にも必要不可欠な要素と考えます。