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2013/08/02【「村山談話とは何なのか?」】

「村山談話」とは何なのか?

前回に引き続き今回は村山談話についてです。

この談話は、1994年に自社さ連立政権時に、当時の社会党の村山富市首相が発表した「戦後50周年の終戦記念日にあたって」という談話のことを差します。

談話の中で、「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を相貌の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました」とし、更に「ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします」と述べています。

当時の村山首相はこの談話を、米中をはじめ世界各国に送っています。

日本が戦後50年たってから改めて謝罪したと世界から認識された村山談話ですが、そもそも、日本がアジア諸国に対して侵略したとする認識が、妥当かどうか検証が必要です。

例えば、東南アジアにおいては、日本が植民地の宗主国であった欧米諸国と戦い、これらを追放して独立への道を作ったという見方が妥当ですし、実際、東南アジア諸国ではそう認識されています。

更には、日本と戦った米国の最高指揮官であるマッカーサー元帥は、戦後、米国議会で日本の戦争を、侵略目的ではなく「主として安全保障のためであった」と証言しています。

にもかかわらず、正しい歴史認識に立っているとは言えない村山談話が、日本の正式な見解として伝わり、まるで日本が永遠に謝罪し続けるかのような印象を世界に与えてしまっています。

そして、中韓などが、この談話を口実に、未だに日本に対して批判を展開するようになっているのです。

このように村山談話は、客観的に見て間違っているだけでなく、国益にも反しています。

日本は、アジアの国々と真に未来志向の関係を築くのであれば、村山談話を破棄し、「大川談話―私案―」(※)にように新たな談話を発表する必要があると考えます。

※:7月26日付 幸福実現党プレスリリース「『大川談話―私案―』の発表について」http://info.hr-party.jp/press-release/2013/1884/