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2013/07/24【国防の枠を超える中国軍の活動】

中国軍機が、7月24日、日本列島と台湾を結ぶ第一列島線を越えて初めて飛行したことが確認されました(※1)。

飛行したのは、中国軍の早期警戒機と見られ、沖縄本島と宮古島の間の公海上を通過して太平洋に進出し、その後、再び中国方面に戻ったとのことです。

中国は、既に海軍の艦艇を、第一列島線を越えて太平洋に進出させることを常態化させていますが、今後、航空機による太平洋進出を常態化させる狙いがあると考えられます。

中国は、これに先立つ14日、海軍の艦艇5隻からなる艦隊を、初めて宗谷海峡を通過させて太平洋に進出させています(※2)。

同艦隊はその後、太平洋上を南下し、中国本土に戻るものとみられ、日本列島を一周することになります。これは、日本に対して極めて威嚇的な行為です。

中国軍のこうした行為からも、中国は国防という枠を超えて、軍事的なプレゼンスの増大を図っていることは明らかです。

参院選で、幸福実現党を訴えてきた国防強化の必要性が改めて認識させられます。

日本は、中国の意図を読み取り、抑止力の低下を招くことが無いよう、着実に手を打っていかなければなりません。

※1:7月24日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130724/plc13072418170016-n1.htm

※2:7月23日付朝日新聞http://www.asahi.com/international/update/0723/TKY201307220609.html