元慰安婦と称する韓国人の女性らが、日本各地で証言活動をしています。
自らの意に反して慰安婦にならざるを得なかった人に対しては、たいへん気の毒に思います。
しかし、これまで、その証言が、時として変わるようなことがある場合には、その証言を鵜呑みにしてよいのかどうか、疑問が残ります。
さらに、旧日本軍の「従軍慰安婦」だったとして、意図的に日本を貶めるために活動している人々がいるのであれば問題だと思うのです。
橋下大阪市長の発言でも問題になっている「従軍慰安婦」という言葉は、「軍隊に属している慰安婦」ということになりますが、旧日本軍が組織的に強制力をもって慰安婦を集めていたという証拠はないのです。
事実、強制連行されている目撃証言はない一方で、ソウルに「慰安婦募集」という民間業者のチラシが複数発見されています。
慰安婦は、当時の日本兵の約30倍もの高給で募集されていたとのことです。
これだけも見ても、強制連行の事実はなかったと考えられます。
そもそも、「従軍慰安婦」という言葉は戦前戦中にはありませんでした。
日韓基本条約が締結された1965年当時も、韓国側は従軍慰安婦について一切言及していません。
その後、日本の左翼メディアが従軍慰安婦について言及するようになり、韓国も便乗するようになったというのが歴史の経緯です。
5月22日には、韓国の大手新聞が、米軍が太平洋戦争中に日本に対して行った原爆投下など、民間人を含む無差別大量殺りくを支持する記事を掲載しています(※)。
このように、韓国では反日なら何でもありという風潮が蔓延しており、日本を貶めるような嘘もいくら言っても許されると考えているようです。
こうした事実がある中で、今回来日して証言活動をしている女性たちが言っている内容も、嘘や誇張がないのかきちんと調べる必要があります。
過去の戦争について反省すべきところは反省すべきですが、「日本が悪かった」という一方的な自虐史観は捨てて、そろそろ客観的に歴史を判断する必要があるのではないでしょうか。
※:5月22日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/world/news/130522/kor13052222170008-n1.htm