当初、安倍首相が「安倍内閣として、そのまま継承しているわけではない」としていた村山談話についての見解を、菅官房長官は5月10日の記者会見で、「歴代内閣と同じように全体を引き継ぐと申し上げている」と述べ、見解を事実上修正しました(※)。
13日の日本維新の会の橋下共同代表の慰安婦に関する発言に対する反響の多さからもわかる通り、いわゆる歴史問題については内外から批判が多いので、そうした圧力に安倍内閣も屈したと言えそうです。
しかし、歴史問題については、いかなる圧力があろうと、事実は事実としてキチンを内外に発信していかなければなりません。
保守の期待を集めた自民党にできないのなら、正しい歴史観を主張し続けることができるのは幸福実現党です。
幸福実現党の政策や提言には、保守系のみならず多くの賛同が寄せられています。
政策や提言の内容とともに、その気概を評価されているようです。
一方で、「幸福実現党の主張は予言めいており、実感をもてるまでに時間を要する」との声を聴くこともあります。
確かに、幸福実現党の支持母体が宗教団体の幸福の科学であることから、宗教には一定の神秘性が感じられるのかもしれません。
しかし、幸福実現党の政策や提言のベースとなっている大川隆法総裁の考え方は、全て書籍の形で一般に公開されています。
従って、他のどの政党よりも、立党の理念や綱領が明確です。
これからも、責任政党としての「毅然とした国家」の実現を目指す幸福実現党の政策や提言に期待していきたいと思います。
※:5月10日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130510-OYT1T01295.htm