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2013/02/13【核攻撃が分かった段階で、敵地を先制攻撃する検討を】

北朝鮮は、2月12日午後、3回目の核実験を行ったと発表しました。

日本政府を含め周辺各国も北朝鮮による核実験の実施を確認している模様です。

隣国の平和を著しく脅かす北朝鮮による核実験の実施という暴挙は断じて許すことができません。

やはり核実験を行わないことを示唆する9日の北朝鮮の発表は、陽動であったことが明らかになりました。

今回の北朝鮮による核実験は、表向きには中国の反対を押し切って行われ、中国は面目を潰された形です。

しかし、これは、国際社会による中国への批判をかわすためのパフォーマンスに過ぎず、実は中国の了承のもと北朝鮮が核実験を行ったと推測することもできます。

なぜなら、中国も北朝鮮に手を焼いていると見せつつも、依然として北朝鮮の生殺与奪の権を握っているのは中国に変わりがない上に、北朝鮮を強硬な姿勢に導けば、北朝鮮を使って米国を牽制することができるからです。

中国が北朝鮮の核実験で懸念していることがあるとすれば、北朝鮮の核保有が呼び水となって、日韓が核保有に踏み切ることがあげられます。

しかし、これは何よりも米国が許さないうえ、日本の場合は特に国内世論が核保有に踏み切ることを許さないと踏んでいるのでしょう。

また、別の見方として、評論家の長谷川慶太郎氏が指摘するように、今回の北朝鮮による核実験は、北京中央政府がコントロールしたのではなく、北朝鮮と接する中国の瀋陽軍区が実質的に行わせたとする見方もあります。

いずれにせよ、今回の核実験で、弾頭の小型化に成功したとすれば、日米韓にとって安全保障上の脅威が高まることは明らかです。

私たち幸福実現党は、2月12日に、「北朝鮮の核実験に対する党声明」を発表しました(※)。

昨日のこのブログで指摘したように、日本も真剣に核保有を考えるべき段階に来たとも思えます。

更に、安倍政権は、今回の核実験への対抗措置として、経済制裁や北朝鮮に関連する人物の入国を制限するなどを検討していますが、これでは手ぬるいと言わざるを得ません。

日本が、核による攻撃を受けることが明らかになった段階で、敵地を先制攻撃できるような体制を築き、国民を守る意味での抑止力を増す検討も開始すべきではないでしょうか。

※:「北朝鮮の核実験に対する党声明」http://www.hr-party.jp/new/2013/34959.html