私たち幸福実現党は、予てから経済成長の必要性を訴えてきました。
自民党の安倍政権も、幸福実現党の政策を数年遅れで後追いするかのように、大胆な金融緩和により経済を活性化させる方針を示しています。
一方で、先の民主党政権を支持した識者を中心に、「日本は下り坂に向かっていくだけなので、その中で成熟する社会を目指すべき」と、経済成長を否定する考えがあります。
しかし、日本のリーダーである政治家が、下降する経済を未来ビジョンとして描いていては、日本が発展していくことは不可能です。
私たち幸福実現党には、日本を発展させていく具体的な未来ビジョンがあります。
その一つにリニア新幹線の整備があります。
現在、東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会が国際PR活動を行っていますが、このオリンピックの開催に合わせて、例えば、大阪-東京間のリニア新幹線を開通させてはどうでしょうか。
東京でオリンピックが再び開催できれば、大会組織委員会の予算約3千億円の投資で、全国で約3兆円の経済効果が見込めるということです。
ここに、リニア新幹線の開通が加われば、その経済効果は更に大きくなります。
現在、JRを中心に進められているリニア新幹線の計画では、2027年に東京―名古屋間、2045年に東京―大阪間が開通する予定です。
しかし、この開通を何十年先に延ばす理由はありません。
こうした大規模で波及効果が大きなインフラ整備は国家事業として行うべきです。
日本の潜在能力からすれば、現在の経済規模が頂点というわけはありません。
安倍政権には、国民が希望を持てるビジョンと政策を示してほしいと思います。