10月25日に、石原慎太郎氏が、東京都知事を辞任し国政へ進出することを表明しました。
今後、民主、自民に対抗する第三極としてどの程度の勢力が結集できるかに注目が集まりそうです。
石原氏は、まず「たちあがれ日本」をベースに新党を結成する意向です。
そして、「日本維新の会」や「みんなの党」などとの連携も視野に入れています。
石原氏は、「一部でも共通の認識があれば一緒に戦うべきだ」とし、政策の違いにこだわらず各党との連携を深めたい意向のようです(※1)。
一方、日本維新の会の橋下大阪市長も、「(石原氏と)政策の大きな方向性は同じだ」と述べたとされ(※2)、連携に前向きなようです。
しかし、現段階で、石原氏が描く具体的な国家ビジョンが見えてきたわけではありませんが、少なくとも、石原氏の考えと、日本維新の会とみんなの党の考えが一致しているのは、「中央集権体制と官僚支配の打破」くらいではないでしょうか。
国民の関心が高い、原発や消費税に関しては、それぞれで立場が異なっているようです。
特に、26日に発表された日本維新の会の次期衆院選の公約の原案では、「集団的自衛権の憲法解釈を変更する」といった右寄りの政策から、「原発の廃止」や「外国駐留軍の撤廃」といった左寄りの政策まで多岐にわたっています。
これらは、橋下氏得意の世論の動向を探る観測気球なのかもしれませんが、政策のすり合わせをしない第三極の結集は、例え実現できたとしても、前途多難な印象があります。
対して、私たち幸福実現党には、日本を強く豊かにする明確な国家ビジョンと具体的な政策があります(※3)。
私たち幸福実現党は、これからもぶれることなく正論を主張して参ります。
※1:10月30日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20121030/k10013105601000.html
※2:10月28日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20121028-OYT1T00150.htm?from=popin
※3:幸福実現党の主要政策http://www.hr-party.jp/inauguration/agenda2012.html