ワシントンポストの記事で興味深い記事を見つけました。(※)
以下、引用。
環太平洋経済連携協定(TPP)に反対する日本の農業関係者らは24日付の米ワシントンポスト紙にTPP反対を訴える広告を出した。
フェンスが施錠された工場の写真の下に大きく「Don’t let the TPP rob your future.(TPPにあなたの未来を奪わせるな)」と書かれた広告は同紙フロントセクションの裏面に掲載された。
米国の読者にとっては奇妙なメッセージだったにちがいない。
広告にはTPPの内容が提示されておらず、TPPがどう米国人の「仕事を奪う」ことになるのか、その説明がないからだ。
記者はアジアを担当しない同僚に感想を聞いてみた。
反応は「これは何のこと?何を意味しているのかわからない」だった。
引用、以上。
ワシントンポストの記事を読む限りでは、確かに「これ何のこと?」と思える、唐突な記事でした。
日本の政治状況からいえば、海外からTPPの反論を与えて阻止するという意図は見えますが、本記事を載せたワシントンポストの記者から言わせれば、この意図は伝わりません。
「奇妙なメッセージ」や「これは何のこと?」という言葉に尽きます。
(※)http://jp.wsj.com/japanrealtime/blog/archives/10862/