5月
04

2012/05/04【憲法9条で手足を縛るような行き過ぎた平和主義は国を滅ぼす】

「5.3 憲法を変えて日本とアジアの自由を守る!国民集会&デモ」が東京で開催されました。

幸福実現党も協賛団体として参加し、主催者の発表では雨模様にもかかわらず、約2,500人が集まりました。

政府の外交・安保無策の中で、北東アジア情勢は緊迫の一途を辿っており、国民の生命を守るためには、日米同盟の強化と併せ、抜本的な国防体制の整備が急がれています。

その際、日本の国防の手足を縛っているのが憲法9条であり、その改正の必要性を訴えることが集会の主旨です。

中国の軍事的膨張がアジア太平洋地域の平和と安定に対する最大の脅威となっていることは、国際社会の共通認識です。

中国の次期主席と目される習近平氏は、軍との関係が深いと指摘されており、経済失速による国民の不満の矛先を外敵に向かわせようと、対外姿勢をさらに硬化させる可能性も十分に考えられている状況です。

現実に、日本が強い姿勢を示さない尖閣諸島周辺では、中国が支配の既成事実を積み重ねています。

しかし、中国脅威論は、日本国内では現実として十分には受け入れられていないように思われます。

今集会では、中国により現在も祖国が植民地として蹂躙され続けている、チベット、東トルキスタン、南モンゴル出身の方々の悲痛な叫びとともに、日本国民に対する警告が披露されました。

少数民族を根絶やしするかのような弾圧政策が今も行われている現実は、日本国内ではほとんど報道されていません。

自分たちの言語や文化を否定され、人権侵害される苦しみを、私たち日本人も他人事のように考えるべきではありません。

近隣に一党独裁国家がある状況で、行き過ぎた平和主義は結果的に国を滅ぼします。

今こそ、憲法9条を改正し、中国そして北朝鮮の軍事的脅威と対峙しうる国防体制を強化すべきです。

しかし、国会の怠慢により憲法改正の具体的進展がない状況ですが、ならば、「平和を愛する諸国民」とは言えない国に対しては、「憲法9条は適用されない」とする憲法解釈の変更を改めて提言したいと思います。

そして、日本は大国としての責任に目覚め、中国はもとよりアジア各国に広く自由化・民主化がもたらされるよう働きかけを強めるべきです。