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2011/10/15【日本は高度成長期と異なって現在は貿易中立に近い状況になっています】

◆先端素材、新市場を創出―三菱ケミ、炭素繊維の風車、東レ、水処理膜で除染(日本経済新聞 朝刊  2011/10/13)

◆米ファンド、深まる苦境、積極投資ポールソン氏、金融株急落で打撃(日本経済新聞 朝刊  2011/10/13)

◆ユニクロ、海外戦略加速、今期出店、国内を上回る―課題は既存店立て直し(日本経済新聞 朝刊  2011/10/13)

以上の記事を見る限り、日本は高度成長期と異なって現在は貿易中立に近い状況になっています。

(輸出67兆円、輸入60兆円)輸出に占める資本財の比率は74%で、炭素繊維は資本財に分類される。競争力があるので、円高の影響はあっても乗り越えることができます。

米国の産業政策は脱製造業の道を歩み金融業などのサービス産業のウェイトを高めですが、昨今の金融危機でカリスマファンドマネージャも見る影もありません。

もっとも、さわかみファンドで有名な澤上氏の著作によれば最高のパフォーマンスを示すファンドマネージャーが3年連続でトップ10に入ることはないそうです。

カリスマ経営者が率いるユニクロは海外に積極的に打ってでるようですが、足元の国内が不調で、減収です。

ヒット商品を大量に生産し低価格で売れ残しを起こさない戦略で同社は大成功を収めましたが、昨年度の国内販売では品揃えを広げたが在庫切れによる販売機会を失ったことが低迷の原因のようです。

ブランドイメージとの矛盾を克服すべく奮闘中の柳井氏はドラッガーを深く尊敬しています。

新年度はどのようなマーケティングを展開するのか見守りたいと思います。