債券続伸か、ギリシャ債務懸念で米債高・株安-10年入札で需要確認 (10月4日ブルームバーグ)と報じられています。
新興国市場は陰りを見せ、好調だったお隣の韓国もウォン安政策の負の影響が資本の流出、外貨準備の減少を招き世界経済に明るいニュースはありません。
米国の国債価格が堅調であることは必ずしも歓迎されることではなく、民間の資金需要の低迷が背景にあります。
FRBは短期債権を長期債権に買い替え市場に流動性を供給しようとしていますが、効果には疑問符がつく、正に日本化現象が起きています。
コマツの株価下落はこれら全てを象徴しているのかしれません。
ちょっと気になるのは、ネットで嫌韓ブームに火が付いていることです。経済の低迷時に悪いナショナリズムが勃興したことは近代に経験済みです。
言うべきことは言うが、嫌韓感情・嫌日感情の対立に対しては善意の第3者の立場で考えることこそが真の保守と考えます。