【イランが核搭載可能ミサイル実験=英外相】2011年6月29日 時事より
ヘイグ英外相は29日、議会答弁で、イランが核弾頭搭載可能なミサイルの実験を秘密裏に行ったとし、これは明確な国連安保理決議違反に当たると述べた。
同外相によると、イランは自国の戦力を誇示するため10日間にわたる軍事演習を実施中。
ロイター通信によれば、これに対してイラン側は核弾頭搭載可能なミサイルの実験はしていないと即座に否定した。
引用、以上。
イランは、中国と結びつくことにより様々な軍事技術を手に入れていますが、核を搭載可能なミサイルの開発はイランにとっては悲願です。
核ミサイルの開発でポイントとなるのは核弾頭の重さにミサイルが耐えられるかということです。
北朝鮮もイランもこの問題を解決するべく試行錯誤を繰り返してきました。
イランが核兵器を保有した場合、イスラエルを攻撃する能力を獲得し、サウジアラビアやアラブ首長国連邦などの中東各国が一斉に核保有に舵を切る事態が想定され、中東が核戦争の戦場になることが予想されます。
今後の世界情勢の潮流を見極めるためにも、日本はイランの核搭載可能ミサイル実験の動向にもっと注目すべきと考えます。