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2011/06/15 【中学校の教科書採択めぐり在日韓国人らが集会―横浜】

【中学校の教科書採択めぐり在日韓国人らが集会―横浜】2011年6月5日 神奈川新聞より

今夏に予定されている中学校の教科書採択に向け、在日韓国人の立場で「正しい歴史認識に基づいた歴史教科書」を採択するよう求める集会が4日、横浜市内で開かれた。在日本大韓民国民団神奈川県地方本部の主催。

約150人が集まり、自由社と育鵬社が発行する教科書の採択阻止を訴えた。

集会で、自由社と育鵬社の教科書97件について「戦争を正当化し美化している」「アジアを蔑視するような内容が随所に見られる」と批判の意見が出た。

また、両教科書による教育で子どもたちに偏見と差別意識が生まれ、同じ学校に通う「同胞子弟にいわれのない劣等感を与えかねない」と指摘した。

採択に向けては、2社の教科書が「公教育の場に登場することを絶対に許さず、断固阻止する」とした決議文をまとめ、県内各自治体の教育委員会などに対して要望活動を展開する方針を確認した。

また、横浜教科書97件採択連絡会の佐藤満喜子さんによる講演も行われ、問題意識の共有が図られた。

引用、以上。

在日韓国人の方々が求めている「在日韓国人の立場で『正しい歴史認識に基づいた歴史教科書』」とは、どのような教科書なのでしょうか?

少なくとも、彼らが採択阻止を叫んでいる自由社や育鵬社のような保守系の教科書は「在日韓国人の立場に立った歴史認識」ではないことは明らかです。

例えば、秀吉の朝鮮出兵について、自由社と育鵬社は「朝鮮出兵」、その他の教科書は「朝鮮侵略」となっています。

歴史的にも「朝鮮出兵」という言葉は定着しており、前近代の歴史に「侵略」という20世紀の価値観を持ち込んで断罪する一方、保守系教科書以外の多くの教科書が「元寇」を「遠征」と表現するなどソフトな印象を与えています。

日本が攻めるときが「侵略」で、攻められるときは「遠征」という、「日本性悪説」「外国性善説」を教え込むことが「在日外国人の立場に立った歴史認識」だということでしょうか?

また、外国人参政権の付与についても、育鵬社が選挙権が「本来、国民のみに保障された権利」と書いているのに対して、他の教科書は「納税の義務をはたしても参政権はありません」(帝国)、外国人に参政権を与えないことは「違憲ではないかとする訴訟がしばしば起こっている」(教出)と記すなど、外国人参政権推進の立場を取っています。

「違憲ではないかとする訴訟がしばしば起こっている」のは事実ですが、最高裁で選挙権は「国民固有の権利」と判断されたことには言及されていません。極めて、悪質な書き方が教科書に散りばめられています。

このような偏向教科書、自虐史観教科書は「在日外国人の立場に立った歴史認識」に合致していても、「日本人の立場に立った正しい歴史認識」には合致しません。今こそ、日本の教育は正しい歴史認識を取り戻すべきです。

今年は4年に一度の中学校の教科書採択の重要な年です。

全国的には、6月17日(金)~30日(木)の14日間(※法定期間。自治体によっては前後に期間を追加しています)にかけて、全国777箇所で教科書展示会を開催されています。

教科書展示会では、アンケートを通じて私たちの意見を教育委員会に伝えることができ、地域の教科書採択に影響を行使することができます。

既に、共産党など左翼陣営からは育鵬社などの保守系の教科書に反対し、自虐史観教科書を選定させる根強い運動が起こっています。

全国の都道府県が設置する教科書展示場、展示期間につきましては、文部科学省、都道府県教育委員会、市町村教育委員会のホームページをご覧ください。

文部科学省→http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/center.htm
例)東京都教育委員会→http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/shidou/23tenjikai.htm
例)品川区教育委員会→http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000014100/hpg000014055.htm

教育再生は、正しい教科書採択が出発点です!支持者の方々のご協力も頂き、各地域で「正しい歴史教科書、公民教科書」採択を実現してまいりましょう!!