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2011/06/13 【またか?北朝鮮が3度目の核実験を行う可能性】

【北朝鮮ウラン濃縮で新施設か】6月11日 NHKより

北朝鮮のウラン濃縮施設とみられる建物の周辺で、新たな建物の建設が進んでいることが衛星写真の分析から判明し、アメリ
カのシンクタンクは、北朝鮮でウラン濃縮活動が活発に行われている可能性があるという見方を示しました。

これはアメリカのシンクタンクISIS=科学国際安全保障研究所が10日に発表した報告書の中で明らかにしました。

報告書は、北朝鮮のニョンビョンにある核施設について、IAEAの査察官が国外退去になったおととし4月以降に撮影された複数の写真を分析しています。

それによりますと、▽核施設の複数の建物に改修が施されているほか、▽去年現地を訪れたアメリカの核の専門家が「ウラン濃縮施設ではないか」と指摘した建物の南東側にある、核燃料製造施設の近くでも新たな建物の建設が進んでいるとしています。

北朝鮮のウラン濃縮活動を巡っては、先月、国連安全保障理事会に提出された専門家の報告書が「複数のウラン濃縮施設がある可能性が非常に高い」などと指摘しています。

今回の報告書は衛星写真を分析したもので、施設の用途は分かりませんが、分析したシンクタンクは「北朝鮮のウラン濃縮活動は予想以上に活発に行われている可能性がある」という見方を示しています。

引用、以上。

ウラン濃縮の目的について、北朝鮮は建設中の軽水炉原発の燃料用だと説明しています。

しかし、軽水炉で燃やすための「低濃縮ウラン」にとどまらず、濃縮を繰り返して兵器級の「高濃縮ウラン」まで濃縮を進めているものと見られています。

濃縮レベルを上げて高濃縮ウランにすれば、広島に投下されたものと同じタイプの原爆を製造できます。

これは北朝鮮が過去2度の核実験に用いたとされるプルトニウム型の核兵器より起爆装置の構造が単純なため、事前に爆発実験をしなくても使用できます(その代わりに90%以上にまでウランを濃縮する遠心分離機など高度な技術が要求されます)。

北朝鮮が3度目の核実験を行う可能性があることが指摘されており、北朝鮮が実用的な核ミサイルを実装すれば、日本は大きな軍事的脅威にさらされることになります。