【「中国侵略反対」ベトナム200人異例のデモ】2011年6月5日 読売より
ベトナムの首都ハノイの中国大使館前で5日朝、学生ら約200人が中国への抗議デモを行った。
南シナ海で先月、資源探査船や漁船が中国監視船に相次ぎ妨害されたことへの抗議で、参加者は「中国の侵略に反対」などと書かれたポスターを掲げ、気勢を上げた。
一党独裁のベトナムでのデモは異例で、まもなく警察当局に解散させられた。デモは、インターネットなどを通じて呼びかけられた。
学生ら多数が参加する動きを見せていたが、当局は大学などを介して「デモ参加者は罰する」と警告していた。
引用、以上。
南シナ海での領有権問題に絡んだ対立が大きな問題となってきました。
既に米国はシンガポールで開かれているアジア安全保障会議(国際戦略研究所主催)で中国の南シナ海に対する姿勢に深刻な懸念を表明しており、これまでの中東重視の姿勢からアジア・西太平洋重視の姿勢へと変化させてきています。
また、サイバー空間の防衛に関しても、重要なインフラなどへのサイバー攻撃は戦争行為とみなすと米国は決めており、明らかに近年増えつつある中国からのサイバー攻撃に対し牽制を行っています。
こうした日本周辺の戦略環境が変化している中で、民主党政権下での安全保障はまったく機能していません。
一刻も早い菅政権の退陣が求められます。