【韓国、次期護衛艦の配備検討 竹島近くの鬱陵島 教科書明記への対抗措置か】2011年4月19日 時事通信より
聯合ニュースによると、韓国政府筋は19日、日韓両国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)に近い日本海の鬱陵島に、韓国政府が将来的に海軍の次期護衛艦(2300~2500トン級)を配備する案を検討していることを明らかにした。
日本の中学校教科書検定で合格した社会科公民や地理の教科書に竹島が日本の領土として明記されたことへの対抗措置の一環とみられる。
次期護衛艦は建造計画の段階から、竹島を含む日本海側の監視活動に当たる哨戒艦や機動艦隊を守る任務が盛り込まれている。鬱陵島の港湾拡張工事が終わった後、同島を母港として配備する構想という。
次期護衛艦は2012年から海軍への引き渡しが始まり、18年まで約20隻を調達。日本海側のほか、黄海側などにも配備される計画だ。
引用、以上。
韓国では、東日本大震災で被災した隣国を支援しようと寄付活動が活発に行われていましたが、日本の中学校教科書検定で竹島を日本の領土と明記した教科書が合格して以来、復興支援の空気が一気に冷め始め、日本に対する警戒心が高まっています。
それは日本が竹島を取り返しに来ることへの警戒であり、その端緒として、竹島近くの鬱陵島に次期護衛艦の配備を検討するとしています。
韓国海軍は独島級揚陸艦を中心とした機動艦隊を建設しており、日本を視野に入れた海軍軍備を着々と強化しています。
韓国海軍の実力は未だに未知数ですが、韓国海軍は日本の海上自衛隊と同様、海賊を取り締まる第152合同任務部隊に海軍部隊を派遣しており、
国際派遣を通じて着実に質と量と経験を増やしていこうとしています。
日本は決して油断できない状況に置かれています。
現段階では、純粋に戦力だけを見れば、海上自衛隊と韓国海軍とでは質と量に雲泥の差がありますが、韓国海軍の次期フリゲート艦(FFX)が鬱陵島に配備されれば、日本海側の韓国海軍のプレゼンスは一段と増大します。
今後、日本を仮想敵国とする韓国海軍の戦力が増強されることは避けられない見通しです。
日本も海上自衛隊の訓練を日本海側で行うなり、佐世保の第二護衛隊群、舞鶴の第三護衛隊群の連携を強めたりする等、日本海側の防衛強化策も検討すべきです。
そして日本がなすべきことは、一刻も早く自衛隊運用における法的拘束を取り除くことです。
憲法9条改正なり、憲法9条適用除外によって、一刻も早く法的拘束を外さない限り、自衛隊を十全に活用することは甚だ困難です。
また、韓国海軍がこうした行動を続ける背景には、日本がしっかりと「竹島は日本固有の領土である」とアピールできるような行動をしてこなかった(または行動していたとしても不十分であった)歴史があります。
「竹島は日本固有の領土であること」を行動をもって世界にアピールしていく必要があります。
韓国の場合は、感情的になりすぎるきらいはありますが、外交、軍事の姿勢は、まずもって世界標準の国であると言えます。
韓国が領土に懸ける一念は強いものがあり、日本もその点、少しは韓国に倣う必要があるでしょう。