【中国ヘリがまた近接飛行=東シナ海で護衛艦横切―外交ルートで抗議・防衛省】2011年3月7日 時事通信より
南西諸島西側の東シナ海中部海域で7日午後、警戒監視中の海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」に中国の「Z9」ヘリコプターが接近し、さみだれの周りを1周した。
最接近時、ヘリの高度は約40メートル、さみだれまでの水平距離は約70メートルで、国際慣例上、船にそれ以上近づいてはいけないとされる高度約150メートル、水平距離約450メートルを大きく下回っていた上、船首部分を横切る危険な飛行だった。
政府は同日、外交ルートを通じて中国に抗議した。
防衛省統合幕僚監部によると、近接飛行があったのは同日午後1時25分ごろ。
ヘリは近接飛行の後、そのまま去ったという。
機体には中国の海洋警備組織のヘリであることを示す「中国海監」の文字があった。
中国のヘリコプターは昨年4月にも、沖縄周辺海域で警戒監視中の護衛艦に2度にわたって近接飛行しており、政府はそれぞれ外交ルートを通じて抗議している。
引用、以上。
昨年4月にも中国軍ヘリが護衛艦に接近したり、中国海軍の駆逐艦が東シナ海で哨戒飛行中の海自P3C哨戒機に対し、速射砲の照準を合わせ、いつでも撃墜が可能の威嚇行動を取りました。
こういった行動は冷戦時代の旧ソ連も、自衛隊機や自衛艦に対して取ったことがなく、中国軍の日本に対する敵意と尖閣諸島領有に向けた意志表示と見るべきです。
このような現状を踏まえ、日本は、「座して死を待つのみ」ではいけません。一刻も早い憲法9条適用除外の決定と自衛隊の東シナ海配備強化を政府に求めます。