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2011/02/11 現代社会の壁を破るためには

最近、介護の世界を経験した身内から、家庭の崩壊、倫理観の崩壊、道徳観の崩壊に直面したと聞く機会がありました。

私の置かれている環境、社会を見渡してみると、学校教育、福祉の課題、政権運営の壁、等々、日本社会そのものが、壁を迎えているように思います。

社会の変化という言葉で感想を言うことは簡単ですが、その問題を深く考えてみますと、結局、一人の人間としてのあるべき姿、その集合体としての社会の姿、人間として幸福に生きるための社会ルールを定める政治のあるべき方向。それを考える物差しは、「正しさとは何か、正義とは何か」にあるのではないでしょうか。結局、正義の依って立つ根拠とは何かということの探究なしに、日本社会の繁栄もおぼつかないのではないでしょうか。