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2010/12/27 【11年にも中国初の空母誕生か、ロシア製空母の改修進む】

【11年にも中国初の空母誕生か、ロシア製空母の改修進む】(レコードチャイナ 2010-12-26より)

2010年12月23日、ロイター通信は中国が購入したロシア製空母ワリャーグの修復作業が予定以上のペースで進んでいると報じた。来年にも運用が始まるという。24日、環球時報が伝えた。

 中国の空母建造問題が再び世界の注目を集めている。日本メディア、ロシアメディアは相次ぎ「中国の空母建造を確認した」「1号艦は2015年に進水式」などと報じている。そしてロイター通信は来年にも中国人民解放軍海軍初の空母が誕生すると報じた。

ワリャーグはソ連時代に設計・建造された空母。ソ連崩壊後、建造は中止されたが、1998年に中国に売却された。国産空母建造の参考にするためのものと見られてきたが、修復が進められ、訓練用艦艇として使用されると推測されている。*・・・・・・・・・・・・・・・*

以上、中国はロシア製空母ワリャーグを来年までに誕生させ、海南島の三亜を母港とする南海艦隊に所属させると報道されています。

空母の南海艦隊所属は台湾をメインターゲットにしつつ、東シナ海における日本への牽制、南シナ海でのASEAN諸国への大きな圧力となります。 

中国の空母保有は示威的に大きな効果を持つことになり、これが配備されればASEANの中国への傾斜に拍車がかかることは間違いありません。

 中国が空母艦隊によって、バシー海峡、マラッカ海峡等のチョークポイント(要衝となる海峡)の制海権を握れば、日本のシーレーン確保は危機に瀕します。

 日本は、軽武装、経済大国という「吉田ドクトリン」を早急に見直すべきです。