【ロシア海軍 強襲揚陸艦導入へ】(12月25日 NHKより)
ロシア海軍は、日本に近い太平洋などでの軍事力を強化するため、フランスが開発した大型の強襲揚陸艦を導入することを決めました。
ロシアのメドベージェフ大統領は、24日、フランスのサルコジ大統領と電話で会談し、フランスで開発された大型の「ミストラル級」強襲揚陸艦4隻の導入を決めたと伝えました。
この艦船は、10機以上の攻撃用ヘリコプターや70台もの戦車や装甲車を一度に運ぶことができるもので、フランス企業から技術供与を受け、来年にもロシア造船所で建造を始めるということです。
ロシア海軍では、ソビエト時代に製造された艦船が老朽化したため、今後10年間に日本円で13兆円以上かけて最新の原子力潜水艦を建造するなど、軍備の近代化を進める計画で、今回初めてNATO=北大西洋条約機構の加盟国から大型艦船を導入するものです。
ロシア軍では、これまでに強襲揚陸艦の導入にあたっては、北方領土周辺など日本に近い太平洋の軍事力を強化するため、ロシア極東の軍港にも配備する方針を示しています。*・・・・・・・・・・・・・・・*
以上、尖閣諸島事件などで日本の自衛隊配置を北方重視から南西重視(対中国シフト)へと変える中、ロシアは島嶼上陸も可能な強襲揚陸艦導入を決定しました。
日本にとっては、北方も要注意となり、難しい局面を迎えています。