ウクライナでの戦闘が始まって半年が経ちましたが、終結の兆しはありません。
日曜日の報道番組で防衛相経験者が、日本の防衛力増強についてウクライナを引き合いに出し、十分な防衛力の備えが無かったことがロシアの侵攻を招いた旨を述べていました。
ロシアが特別軍事作戦に踏み切った理由はそれだけではないと思いますが、「理由はどうあれ先に手を出したロシアがとにかく悪い」という論調が支配する中で、ウクライナ側の問題に言及した点で意味があるのではないでしょうか。
なぜならば、「戦争を起こしてはならない」という考えに異論はないと思いますが、結果的に「戦争」あるいは「戦争に近い状態」が起こった以上、その原因を分析しなければ、同じ過ちが繰り返されることになりかねないからです。
ウクライナとロシアの歴史、ロシアと欧米との軍事バランス、ウクライナ国内の政治情勢など、つぶさに分析すればロシアが特別軍事作戦に踏み切った理由が浮かび上がります。
実際、米国の大手マスコミなどで、半年たった今では、ゼレンスキー大統領やバイデン大統領にも責任があるとする報道が増えてきました。
結果だけを見て批判するのは簡単ですが、その原因に目を向けることこそ、必要ではないでしょうか。