新型コロナの3回目ワクチン接種で、感染を防ぐ効果が65%とする報告が示されました(※)。
これは接種から3ヶ月以内の数値で、3ヶ月以降でも54%に上るとのことです。
この数値が正しいとすると、ワクチン接種は感染予防に一定の効果があるということになりますが、別の見方をすれば、3ヶ月以内で3分の1以上は効果が無く、3ヶ月以降になると半分近くは効果が無いということになります。
ですから、接種の副作用や、感染した際の症状の程度などを天秤にかけると、接種を思い止まる人がいても不思議でありません。
また、ここに来て気になる数字が取沙汰されています。
厚労省が7月13日にアドバイザリーボードと呼ばれるHPに公表した統計情報です。
この中の数値によると、ワクチン未接種者と2回接種者の新規陽性者数にほぼ差が見られない上、年代によっては2回接種者の方がコロナに感染していたからです。
この数値が事実であるとすると、「ワクチン接種するほど免疫力が落ちる」ように見えてしまいます。
現時点では、この統計データは不完全なもので、一概にワクチン接種の効果を判断する材料にはならないもののようです。
しかし、3回目のワクチン接種が完了しているにもかかわらず感染する人が続出する中では、ワクチンに対する疑心暗鬼を生じさせるものです。
更に、ワクチンについては、接種後に体調を崩したり、死亡したりする人が複数いるにもかかわらず、政府はほとんどの場合「接種との因果関係は不明」との立場です。
ですから、ワクチン接種を進めるのであれば、こうした様々な疑問に丁寧に答える必要があるのではないでしょうか。
今のままでは、後になってから「ワクチンを打たなければ良かった」という事態になるような気がしてなりません。
※:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220821/k10013780661000.html